「やむごとなき御思ひ」の現代語訳・口語訳・意味
原文①
この御
にほひには並び給ふべくもあらざりければ、
おほかたの
やむごとなき御思ひにて...
原文②
人よりさきに
参り給ひて、やむごとなき御思ひ
なべてならず、
現代語訳・口語訳・意味①
この(新しくお生まれになった皇子の)生き生きとした美しさにはお並びになることができそうにもなかったので、(帝は、第一の皇子に対しては、)普通の
大切になさる程のご愛情で...
現代語訳・口語訳・意味②
(第一の皇子の母であるこの女御は)誰よりも先に入内申し上げなさったので、(帝が女御のことを)
大切に思われるお気持ちは並大抵のものではなく
品詞分解
| やむごとなき | ク活用の形容詞「やむごとなし」の連体形 |
| 御思ひ | ー |
主な出典
【源氏物語「桐壷・光源氏の誕生」】
一の皇子は、右大臣の女御の御腹にて、寄せ重く、疑ひなき儲の君と、世にもてかしづき聞こゆれど、この御にほひには並び給ふべくもあらざりければ、おほかたのやむごとなき御思ひにて、この君をば、私物に思ほしかしづき給ふこと限りなし。
人よりさきに参り給ひて、やむごとなき御思ひなべてならず、皇女たちなどもおはしませば、この御方の御諌めをのみぞなほわづらはしう、心苦しう思ひきこえさせ給ひける。