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4_80 中世の日本 / 南北朝時代・室町時代

勘合貿易(日明貿易)で勘合が使われた理由

著者名: 早稲男
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勘合貿易

室町幕府の3代将軍足利義満の頃、中国では明(みん)が勢力を伸ばしていました。義満は明との貿易、すなわち日明貿易をおこなっていました。

この頃、日本と明とを結ぶ海域には倭寇(わこう)と呼ばれる海賊が存在していました。貿易船を狙った海賊です。
倭寇と貿易船とを区別するために、勘合と呼ばれる札を用いました。


勘合を2つに切って、日本の組合と明の組合がお互いに半分ずづ持ち合います。貿易をするときには、この札を併せてきちんと1枚の札になれば貿易を認めるとしたのです。

勘合と呼ばれる札を用いたので日明貿易は、勘合貿易とも呼ばれています。ちなみに、勘合貿易は日本が明に朝貢するという形の朝貢貿易(ちょうこうぼうえき)であったことも併せて覚えておきましょう。
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浜島書店 『新詳日本史図説』

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