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18_80 アジア・アメリカの古代文明 / インドの古代文明

大月氏とは わかりやすい世界史用語780

著者名: ピアソラ
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大月氏とは

大月氏は、古代中央アジアに存在した遊牧民族でした。
大月氏は、もともと現在の中国北部、モンゴル高原に住んでいた遊牧民族でした。しかし、紀元前2世紀に匈奴という強力な遊牧国家が台頭し、大月氏は匈奴や烏孫の圧力を受けて西方へ移動を余儀なくされました。最初はイシク湖周辺に定住しましたが、再び匈奴の攻撃を受け、最終的に中央アジアのバクトリア(現在のアフガニスタン北部)に到達しました。

バクトリア征服と大夏国の成立

大月氏がバクトリアに到達した後、彼らはこの地域を征服し、大夏(トハラ)を征服しました。大夏は、もともとギリシア人が支配していたグレコ・バクトリア王国の領土でしたが、大月氏の侵攻によりその支配が終わりました。大月氏はこの地を五つの領地に分割し、それぞれに翕侯と呼ばれる統治者を置きました。



クシャーナ朝の成立

大月氏の支配下で最も有名な時代は、クシャーナ朝の成立です。紀元1世紀頃、クシャーン人がクシャーナ朝を建国しました。クシャーナ朝は、インド北西部から中央アジアにかけて広大な領土を支配し、特に仏教の保護者として知られています。

クシャーナ朝の文化と影響

クシャーナ朝の時代には、仏教が大いに栄えました。特にガンダーラ地方では、仏教美術が発展し、ガンダーラ美術として知られる独特のスタイルが生まれました。この時代には、仏像が初めて作られたとも言われています。また、クシャーナ朝は交易路の要所に位置していたため、シルクロードを通じて東西の文化交流が盛んに行われました。

クシャーナ朝の衰退とその後

クシャーナ朝は、3世紀頃から徐々に衰退し始めました。内部の権力争いや外部からの侵攻により、次第にその勢力は縮小していきました。最終的には、サーサーン朝ペルシアやグプタ朝インドなどの新興勢力により、その支配は終わりを迎えました。

大月氏の歴史的意義

大月氏の歴史は、中央アジアの歴史において重要な位置を占めています。彼らの移動と征服は、地域の政治地図を大きく変え、後の歴史に大きな影響を与えました。また、クシャーナ朝の時代には、仏教の発展や東西文化の交流が進み、その影響は現在にまで及んでいます。
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『世界史B 用語集』 山川出版社

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