新規登録 ログイン

9_80 ことば / 単語

古文単語「あらはる/現る/顕る」の意味・解説【ラ行下二段活用】

著者名: 走るメロス
Text_level_1
マイリストに追加
「あらはる/現る/顕る」の意味・活用・使用例【ラ行下二段活用】

このテキストでは、ラ行下二段活用の動詞「あらはる/現る/顕る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ラ行下二段活用

未然形あらはれ
連用形あらはれ
終止形あらはる
連体形あらはるる
已然形あらはるれ
命令形あらはれよ


意味1:自動詞

(隠れていたものが)
表に出る、現れる

[出典]百人一首
「朝ぼらけ 宇治の川霧 絶え絶えに あらはれわたる 瀬々の網代木」

[訳]:ほのぼのと明るくなる頃、宇治川にたちこめていた霧がとぎれとぎれになって、(その絶え間から次第に)一面に現れてくるあちこちの瀬に仕掛けた網代木であることですよ


意味2:自動詞

(隠していたものを人に)
知られる、ばれる、露見する

[出典]:明石 源氏物語
「いとどをこにかたくなしき入道の心ばへも、あらはれぬべかめり。」

[訳]:たいそう愚かでがんこな入道の正確も、露見してしまうに違いないだろう。


意味3:自動詞

(神仏や物の怪などが)
姿を現す

[出典]:位こそな猶めでたき物はあれ 枕草子
「僧都、僧正になりぬれば、仏のあらはれ給へるやうに...」

[訳]:僧都や僧正になってしまうと、仏がお姿を現しになったかのように...

Related_title
もっと見る 

Keyword_title

Reference_title
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse

この科目でよく読まれている関連書籍

このテキストを評価してください。

※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。

 

テキストの詳細
 閲覧数 6,125 pt 
 役に立った数 0 pt 
 う〜ん数 0 pt 
 マイリスト数 0 pt 

知りたいことを検索!

まとめ
このテキストのまとめは存在しません。