オームの法則を発見したオームですが、これとは別に
比抵抗と呼ばれるものを見出しました。
抵抗率とも呼ばれます。
抵抗Rは、導線の長さ「l」に比例し、断面積「A」に反比例する
比抵抗をρ(ロー)とするとき、この関係は以下の式で表すことができます。
『
R=ρ×l÷A』
比抵抗は物質によって変わる
比抵抗が低ければ低いほど、電気を通しやすいということになります。
周りにある導線がどのような物質で作られているか考えてみてください。圧倒的に銅が多いはずです。では銅が一番比抵抗が低いのかとなると、決してそういうわけではありません。
比抵抗が一番低いのは銀ですので、本来であれば導線には銅の代わりに銀を使うべきなのです。しかし銀はコストがかかるということで、銀の次に比抵抗の低い銅が多く用いられているというわけなのです。
下記に、比抵抗の低い物質をまとめておきましょう。