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古文単語「つく/尽く」の意味・解説【カ行上二段活用】

著者名: 走るメロス
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つく/尽く

このテキストでは、カ行上二段活用「つく/尽く」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

「つく」には、
①付く/着く/即く
②尽く
③漬く
④吐く
⑤突く
などの用法があるが、ここでは「②尽く」を扱う。

カ行上二段活用

未然形つき
連用形つき
終止形つく
連体形つくる
已然形つくれ
命令形つきよ


意味1:自動詞

果てる、尽きる

[出典]忠度の都落ち 平家物語
「君すでに都を出でさせ給ひぬ。一門の運命はや尽き候ひぬ。」

[訳]:帝(安徳天皇)はとっくに都をお出になられています。(平家)一門の運命はもはや尽きてしまいました。


意味2:自動詞

消え失せる、なくなる

[出典]:桐壺 源氏物語
「参りてはいとど心苦しう、心肝も尽くるやうになむ...」

[訳]:(娘の桐壺の更衣を亡くした母親のもとへ)参上してみるといっそう気の毒で、心も魂も消え失せるようで...


意味3:自動詞

極限に達する、極まる
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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
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