はいす/拝す
このテキストでは、サ行変格活用の動詞「
はいす/拝す」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
サ行変格活用
未然形 | はいせ |
連用形 | はいし |
終止形 | はいす |
連体形 | はいする |
已然形 | はいすれ |
命令形 | はいせよ |
■意味1:他動詞
拝む、拝礼する、頭を深く下げて礼をする。
[出典]:
立石寺 奥の細道
「岸を巡り岩をはひて、仏閣を
拝し、佳景寂寞として心澄みゆくのみおぼゆ。」
[訳]:崖のふちをまわり岩をはうようにして進み、仏閣を
拝んだのだが、すばらしい景色はひっそりと静まりかえっていて、心が澄んでいくことが感じられるばかりである。
■意味2:自動詞
拝舞する、感謝の気持ちを表すために拝礼する。
[出典]:桐壷 源氏物語
「御衣奉りかへて、下りて拝し奉りたまふさまに...」
[訳]:ご装束を(成人の物に)お召し替えになり、(庭に)下りて拝舞しなさる様子に...