ともす/点す/灯す
このテキストでは、サ行四段活用の動詞「
ともす/点す/灯す」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
サ行四段活用
未然形 | ともさ |
連用形 | ともし |
終止形 | ともす |
連体形 | ともす |
已然形 | ともせ |
命令形 | ともせ |
■意味:他動詞
火をつける、明かりをつける。
[出典]:
猫また 兼好法師
「『助けよや、猫また、よや、よや。』と叫べば、家々より、松ども
ともして走り寄りて見れば、このわたりに見知れる僧なり。」
[訳]:(僧が)「助けてくれよ、猫まただ、おおい!おおい!!」と叫んだところ、(近くの)家々から、(人々が)たいまつに
火をつけて走り寄って見ると、このあたりで顔見知りである僧です。