もちづき/望月
このテキストでは、古文単語「
もちづき/望月」の意味、解説とその使用例を記している。
名詞
■意味
満月、十五夜の月。
[出典]:
かぐや姫の昇天 竹取物語
「かかるほどに、宵うち過ぎて、子の時ばかりに、家のあたり、昼の明かさにも過ぎて光りたり。
望月の明かさを十合わせたるばかりにて、ある人の毛の穴さへ見ゆるほどなり。」
[訳]:こうしているうちに、宵を過ぎて、午前0時ごろになると、家の周辺が、昼のときの明るさ以上に光りました。(それは、)
満月を10こ合わせたほど(の明るさ)で、(その場に)居合わせた人の毛穴まで見えるほどでした。