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古文単語「むかふ/迎ふ」の意味・解説【ハ行下二段活用】

著者名: 走るメロス
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むかふ/迎ふ

このテキストでは、ハ行下二段活用の動詞「むかふ/迎ふ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

「むかふ」には
①迎ふ
②向かふ/対ふ
の用法があるが、ここでは「①迎ふ」を扱う。
ハ行下二段活用

未然形むかへ
連用形むかへ
終止形むかふ
連体形むかふる
已然形むかふれ
命令形むかへよ


意味1:他動詞

用意して待つ、待ち受ける

[出典]:万葉集
「桜花咲きなむ時に山たづの迎へ参ゐ出む君が来まさば」

[訳]:桜の花が咲くときに迎えに参りましょう。あなたが帰っていらっしゃるならば。

※「山たづの」は「迎へ」の枕詞。


意味2:他動詞

招く、呼び寄せる、出迎える

[出典]かぐや姫の昇天 竹取物語
「罪のかぎり果てぬれば、かく迎ふるを、翁は泣き嘆く。」

[訳]:罪を償う期限が終わったので、こうして呼び寄せるのを、翁は泣き悲しんでいる。

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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂

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