かへりいる/帰り入る
このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「
かへりいる/帰り入る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
ラ行四段活用
未然形 | かへりいら |
連用形 | かへりいり |
終止形 | かへりいる |
連体形 | かへりいる |
已然形 | かへりいれ |
命令形 | かへりいれ |
■意味:自動詞
帰る、立ち戻る、立ち帰る。
[出典]:
花山院の出家 大鏡
「まだ帝出でさせおはしまさざりける先に、手づからとりて、春宮の御方にわたし奉り給ひてければ、
帰り入らせ給はむことはあるまじく思して...」
[訳]:まだ花山院天皇がご出発にならなかった前に、(粟田殿が)自ら(神璽・宝剣を)取って、皇太子の御方にお渡し申し上げなさっていたので、(花山院天皇が屋敷へと)お
帰りになられるようなことがあってはならないとお思いになって...