はじめに
関係代名詞とセットで
of や
in がつくことってありますよね。
今までなんとなく解いていた人も、なんで前置詞が関係代名詞の前についているのかわからずに苦しんでいる人も、なぜこのような形になるのかを考えたことがありますか?
of which
of whichとはズバリ、whoseのことです。
言ってしまえばそれだけなのですが、例文をみてみましょう。
This is the lake whose water is very clear.
これは水がとてもキレイな湖です。
※whoseは人にでも、人以外の物にでも使えるんでしたね。
このwhoseはof whichに書き換えられます。
This is the lake of which water is very clear.
ただし、of whichはとても形式張った表現ですので、
あまり口語では使いません。
of whichとはなりますが、of thatとはならないことも併せて覚えておきましょう。
in を伴うwhich
of whichは思ったより簡単に説明できました。しかし、in を伴うwhichはちょっとややこしいです。
次の2つの文章を1つにまとめてみましょう。
This is the town. これは街です。
He was born in this town. 彼はこの街で生まれました。
2つの文章をくっつけて、
ここは彼が生まれた街ですとしてみます。
まず、どの単語を関係代名詞で置き換えるのかを考えます。
This is the town.
He was born in this town.
下線を引いたthis town これが関係代名詞whichに変わります。
よ~く見てください。そう、
下線が引いてあるのはthis townで、
in this townではありません。
ここがポイントです。
つまり、this townをwhichに変えて2つの文章をくっつけると
This is the town which he was born in.となります。
そう、inはくっつける前の文章の名残なんですね。
this townが関係代名詞whichに置き換えられるのであって、そこにinは含まない。
ここを理解できるかどうかが分かれ目です。
そしてin which ですが、これは簡単です。
This is the town which he was born in.の最後のinは
前に移動することが可能です。
This is the town in which he was born.
こんな風にですね。
関係代名詞と前置詞の関係、いかがでしたでしょうか。
迷ったときに1から考えなおしてみると、意外と簡単に築気づくことができるかもしれませんね。