おもほす/思ほす
このテキストでは、サ行四段活用の動詞「
おもほす/思ほす」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
サ行四段活用
未然形 | おもほさ |
連用形 | おもほし |
終止形 | おもほす |
連体形 | おもほす |
已然形 | おもほせ |
命令形 | おもほせ |
■意味:他動詞
「思ふ」の尊敬語で
お思いになる。
[出典]:
桐壷 源氏物語
「いと篤しくなりゆき、もの心細げに 里がちなるを、いよいよ あかずあはれなるものに
思ほして...」
[訳]:たいへん病気がちになり、なんとなく心細そうに実家に帰っていることが多いのを(見た帝は)、ますます限りなく気の毒なものと
お思いになって...