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十八史略『完璧』書き下し文・わかりやすい現代語訳・口語訳とその解説
著作名: 走るメロス
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口語訳(現代語訳)

趙の恵文王が、楚の宝であった『和氏の璧』を手に入れました。
秦の昭王は、和氏の璧を手にしたいと思い、15の城と和氏の璧を交換してくれと申し出てきました。





恵文王は、秦にこの宝をあげないと言えば秦が怒って攻めてくるだろうと恐れ、交換に応じればだまされるだろうと恐れていました。
すると藺相如が、和氏の璧をもって秦に行きましょうと言いました。
(藺相如は)「城が手に入らなければ、和氏の璧を完全な状態で持ち帰ります」

と言って、秦に向かいました。





秦の王には、城を与える意志はありませんでした。
秦の王に一度は献上した和氏の璧を、藺相如はうまくだまして取り返し、髪の毛が逆立って冠から出るほど怒りを表にして、(交渉していた)部屋の柱の下に立って言いました。

「(城をいただけないのであれば)私の頭と一緒に、和氏の璧を粉々にします」と。


捕らえられた藺相如は、密かに従者の懐に和氏の璧を忍ばせて先に返し、自分は秦の王の判断が下るのを待ちました。
秦の照王は、賢い者だと言って、藺相如を趙の国に帰らせたということです。


単語・文法解説

置き字。文章の接続を表すもの。「~して」、「~だけれども」の意味
卻立退いて立つ
閒行人目につかず、密かに行く
置き字。英語で言う"at"を表す





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戦国策『完璧』テストで出題されそうな問題


著者情報:走るメロスはこんな人

学生時代より古典の魅力に取り憑かれ、社会人になった今でも休日には古典を読み漁ける古典好き。特に1000年以上前の文化や風俗をうかがい知ることができる平安時代文学がお気に入り。作成したテキストの総ページビュー数は1,6億回を超える。好きなフレーズは「頃は二月(にうゎんがつ)」や「月日は百代の過客(くゎかく)にして」といった癖のあるやつ。早稲田大学卒業。



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