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十八史略『完璧』書き下し文・わかりやすい現代語訳・口語訳とその解説 |
著作名:
走るメロス
621,579 views |
『完璧』の原文・書き下し文・現代語訳と解説
このテキストでは、中国戦国時代の遊説家の思想をまとめた書物「十八史略」に収録されている「完璧」の一節の原文(白文)、書き下し文、わかりやすい現代語訳(口語訳)そして解説を記しています。このお話は、「完璧」という言葉の由来になったものです。
白文(原文)
趙恵文王、嘗得楚和氏璧。
秦昭王、請以十五城易之。欲不与畏秦強、欲与恐見欺。
藺相如曰
「願奉璧往。城不入則臣請、完璧而帰。」
既至。
王無意償城。相如乃紿取璧、怒髪指冠、却立柱下曰、
「臣頭与璧倶砕。」
遣従者懐璧間行先帰、身待命於秦。
秦昭王賢而帰之。
書き下し文
趙の恵文王、嘗(かつ)て楚の和氏の璧を得たり。
秦の昭王、十五城を以つて之に易へんことを請ふ。
与へざらんと欲すれば、秦の強きを畏れ、与へんと欲すれば、欺かるるを恐る。
藺相如(りんしゃうじょ) 曰はく、
「願はくは、璧を奉じて往かん。 城入らずんば、則ち臣請ふ璧を完(まっと)うして帰らん。」と。
既に至る。
秦王城を償ふに意無し。
相如乃ち紿きて璧を取り、怒髪冠を指す。柱下に卻立(きゃくりつ)して曰はく、
「臣が頭は璧と倶に砕けん」と。
従者をして璧を懐(いだ)きて間行して先づ帰らしめ、身は命を秦に待つ。
秦の昭王、賢として之を帰らしむ。
■次ページ:口語訳(現代語訳)
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