更新日時:
|
|
スペインの絶対王政 ~レコンキスタ、コロンブスの発見と植民地経営、カルロス1世とフェリペ2世の統治~ |
|
著作名:
エンリケ航海王子
39,559 views |
絶対主義国家は、16世紀以降ヨーロッパ全土に成立し始めますが、このテキストではその先駆けとなったスペインについて見ていきましょう。
スペイン王国の誕生はいつだったのか。少し復習してみましょう。
スペインのあるイベリア半島は、ギリシア人、ローマ帝国、イスラム教徒など、有史以来様々な民族によって征服が繰り返されてきました。
718年からイベリア半島は、長いレコンキスタの時代に突入します。
レコンキスタとはキリスト教徒による国土回復運動のことをいいます。
その後、レコンキスタのさなかにイベリア半島のカスティリャ王国女王イサベラとアラゴン国王フェルナンドが結婚し、1479年スペイン王国が誕生します。スペイン王国誕生から13年後の1492年、ナスル朝イスラム教徒の最後の都市グラナダのアルハンブラ宮殿が陥落し、レコンキスタは終りを告げ、イベリア半島はキリスト教徒のものとなりました。
(1492年 グラナダ開城)
当時のヨーロッパの他の国々に比べて、スペイン王国は比較的新しい国だったのです。
新興国ゆえに新しい商業路の開拓が必要だったスペインは、新航路の発見に取り組みます。
レコンキスタ完了と同じ1492年には、イサベラの支援を受けたクリストファー=コロンブスが新大陸に到達し、これ以降スペインは大航海時代へと突入します。
(クリストファー=コロンブス)
1ページ
|
前ページ
|
1/3 |
次ページ |
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
オランダの繁栄 ~オラニエ公ウィレムとユトレヒト同盟 オランダ独立戦争~
>
植民地戦争とヨーロッパでの戦争の関係
>
フランスの主要な国王 ③ ~ブルボン朝~
>
主権国家体制の成立(スペイン・イギリス・フランスの絶対王政とオランダ独立など) 受験対策問題 59
>
オランダの繁栄 ~オラニエ公ウィレムとユトレヒト同盟 オランダ独立戦争~
>
代表的な絶対君主の比較 ~エリザベス1世・ルイ14世・フェリペ2世~
>
デイリーランキング
注目テキスト
世界史
- 先史時代
- 先史時代
- 西アジア・地中海世界の形成
- 古代オリエント世界
- ギリシア世界
- ヘレニズム世界
- ローマ帝国
- キリスト教の成立と発展
- アジア・アメリカの古代文明
- イラン文明
- インドの古代文明
- 東南アジアの諸文明
- 中国の古典文明(殷・周の成立から秦・漢帝国)
- 古代の南北アメリカ文明
- 東アジア世界の形成と発展
- 北方民族の活動と中国の分裂(魏晋南北朝時代)
- 東アジア文化圏の形成(隋・唐帝国と諸地域)
- 東アジア諸地域の自立化(東アジア、契丹・女真、宋の興亡)
- 内陸アジア世界の形成
- 遊牧民とオアシス民の活動
- トルコ化とイスラーム化の進展
- モンゴル民族の発展
- イスラーム世界の形成と拡大
- イスラーム帝国の成立
- イスラーム世界の発展
- インド・東南アジア・アフリカのイスラーム化
- イスラーム文明の発展
- ヨーロッパ世界の形成と変動
- 西ヨーロッパ世界の成立
- 東ヨーロッパ世界の成立
- 西ヨーロッパ中世世界の変容
- 西ヨーロッパの中世文化
- 諸地域世界の交流
- 陸と海のネットワーク
- 海の道の発展
- アジア諸地域世界の繁栄と成熟
- 東アジア・東南アジア世界の動向(明朝と諸地域)
- 清代の中国と隣接諸地域(清朝と諸地域)
- トルコ・イラン世界の展開
- ムガル帝国の興隆と衰退
- ヨーロッパの拡大と大西洋世界
- 大航海時代
- ルネサンス
- 宗教改革
- 主権国家体制の成立
- 重商主義と啓蒙専制主義
- ヨーロッパ諸国の海外進出
- 17~18世紀のヨーロッパ文化
- ヨーロッパ・アメリカの変革と国民形成
- イギリス革命
- 産業革命
- アメリカ独立革命
- フランス革命
- ウィーン体制
- ヨーロッパの再編(クリミア戦争以後の対立と再編)
- アメリカ合衆国の発展
- 19世紀欧米の文化
- 世界市場の形成とアジア諸国
- ヨーロッパ諸国の植民地化の動き
- オスマン帝国
- 清朝
- ムガル帝国
- 東南アジアの植民地化
- 東アジアの対応
- 帝国主義と世界の変容
- 帝国主義と列強の展開
- 世界分割と列強対立
- アジア諸国の改革と民族運動(辛亥革命、インド、東南アジア、西アジアにおける民族運動)
- 二つの大戦と世界
- 第一次世界大戦とロシア革命
- ヴェルサイユ体制下の欧米諸国
- アジア・アフリカ民族主義の進展
- 世界恐慌とファシズム諸国の侵略
- 第二次世界大戦
- 米ソ冷戦と第三勢力
- 東西対立の始まりとアジア諸地域の自立
- 冷戦構造と日本・ヨーロッパの復興
- 第三世界の自立と危機
- 米・ソ両大国の動揺と国際経済の危機
- 冷戦の終結と地球社会の到来
- 冷戦の解消と世界の多極化
- 社会主義世界の解体と変容
- 第三世界の多元化と地域紛争
- 現代文明
- 国際対立と国際協調
- 国際対立と国際協調
- 科学技術の発達と現代文明
- 科学技術の発展と現代文明
- これからの世界と日本
- これからの世界と日本
- その他
- その他