名詞構文
We hope that you will succeed in your research.
※あなたが研究で成功するのを祈っています。
この文は、"
succeed"(成功する)という動詞に重きを置いた文です。では次の文はどうでしょうか。
We hope for your success in your research.
※あなたの研究での成功を祈っています。
今度は"
success"(成功)という名詞に重きを置いています。このように文の内容を、動詞ではなく名詞に重きを置いたものを
名詞構文と言います。名詞構文には3タイプありますが、ここではまず、
抽象名詞を使ったものを紹介していきましょう。
抽象名詞
抽象名詞とは、
動詞や形容詞の形を変化させて名詞にしたものを言います。例えば先ほどの"
success"は"
succeed"という動詞を名詞の形にしたものです。このほかにも、
advice(もとの動詞は"advise")、
knowledge(もとの動詞は"know")、
wisdom(もとの形容詞は"wise")、
freedom(もとの形容詞は"free")などたくさんあります。これらの抽象名詞をうまく使ったものが、ここで紹介する名詞構文です。
抽象名詞を用いた名詞構文
Do you know when he arrives?
※彼がいつ到着するのか知っていますか?
"arrive"は"到着する"という動詞ですが、これを"arrival"(到着)という名詞を使って書き換えてみましょう。
Do you know the time of his arrival?
※彼の到着時刻を知っていますか?
今度は形容詞を使ってみてみます。
Do you know why she is absent?
※彼女が何で休んでいるかしっていますか?
"absent"は"欠席している"という形容詞ですが、これを"absence"(欠席)という名詞を使って書き換えてみましょう。
Do you know the reason of her absence?
彼女が欠席している理由を知っていますか?
まとめ
動詞や形容詞から変化した抽象名詞を知っている
原文の意味を保ったまま、違った言い回しができる視点を持っているか
この2つが名詞構文をうまく理解するポイントです。次回は"
have+動詞の形をした名詞"の名詞構文についてみていきます。