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23_80 化学:物質の状態とその変化 / 化学:状態変化/分子間力/化学結合/固体の構造

高校化学 イオン結合とイオン結晶と組成式の作り方

著者名: 藤山不二雄
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イオン結合

はじめに塩化ナトリウムNaClを頭に思い浮かべてください。

ナトリウムと塩素を反応させたとき、ナトリウム原子は1価の陽イオン「Na+」になり、塩素は1価の陰イオン「Cl-」となります。これらのイオンどうしが静電気的な引力(これをクーロン力と言います。)によって引き合い、ひっつくことでNaClが誕生するわけです。

※NaClが誕生とは言っても、NaClとは「Na+」と「Cl-」がくっついている状態であることに変わりありません。

陽イオンと陰イオン間のクーロン力による結合のことをイオン結合と言います。そしてイオン結合でできている結晶のことをイオン結晶と言います。
イオン結合でできたものは電気的に中性です。またイオンからなる物質は融点や沸点が高いものが多いです。

組成式の作り方

陽イオンの価数×陽イオンの数=陰イオンの価数×陰イオンの数


「Al3+」と「SO4 2- 」をくっつけてみましょう。上記の公式を使うと
3×陽イオンの数=2×陰イオンの数ですので

陽イオンの数=2、陰イオンの数=3となり「Al2(SO4)3」ができあがります。
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『教科書 精解 化学Ⅱ』 数研出版
『教科書 化学Ⅱ』 三省堂
『教科書 化学Ⅱ』 第一学習社

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