地学基礎でも学習したかと思いますが、星の明るさを表す尺度のことを
等級と言います。
こと座にあるベガを0等級とし、等級の差が5のとき、その明るさは100倍違うと定義されています。
等級の数が小さければ小さい程その星は明るいということになります。
ベガの等級が一番明るいわけではなく、それより明るい星は-1のようにマイナスで表すことを留意しておきましょう。
さてここで、星の明るさを計算するときのポイントです。
等級が1つ下がるごとに星の明るさは

つまり2.5倍ことなる
等級差が2のときは、星の明るさは
 ^{2} )
つまり6.3倍になる
等級がaとbの星が2つあったとき、bの明るさがaの何倍かをしらべるためには、
 } )
で求めることができる
では3番目を使って、2等星が7等星の何倍の明るさであるか計算してみましょう。
a=2、b=7として数値を代入すると
つまり100倍となります。
先程、等級の差が5であるとき、その明るさは100倍違うと述べましたがその通りになりましたね!