はじめに
日本は多くの自然に恵まれており、昔から様々な恩恵を受けてきました。
しかし、それと同時に自然災害とは切っても切れ話せない環境にあるということも考えなくてはなりません。
ここでは、我々が直面する自然災害、中でも地震と火山についてまとめています。
地震
日本は、
太平洋プレート、
フィリピン海プレート、
ユーラシアプレート、
北アメリカプレートと4つのプレートの境界の上に位置しており、地震の多発国です。
2011年3月11日の地震も記憶に新しいかと思いますが、文明が進み建築物が増えた現代では、地震による被害とはべつに、建物の倒壊や火災、液状化現象といった2次的な被害も増えています。
津波
地震に併せて併発しやすいのが
津波です。
地震の震源が海底近くであった場合、海底は隆起・沈降し、これによって津波が発生します。
2011年3月11日の地震で起こった津波のように、リアス式海岸のような
だんだんと湾が狭くなっている土地では津波の高さが増幅しやすく、実際に三陸地方では40mを超える津波が襲ってきたことがわかっています。
火山活動
日本が火山大国であることも有名です。
火山活動がさかんなおかげで温泉の恩恵を受けています。しかし火山もまた、時には大きな被害をもたらします。
火山の噴火によって放出される
火山灰、
火砕流そして
火山ガスによって災害が起こっています。
■火山灰
鹿児島の桜島や宮崎の新燃岳などは、火山灰を今でも放出し続け、農作物の被害をおこしています。
■火砕流
最近日本で起こった火砕流では、1991年の雲仙普賢岳のものがあります。
火砕流とは、高温の火山ガスと噴出物が高速で山肌を流れ下る現象のことです。
■火山ガス
2000年に起こった伊豆諸島三宅島での噴火では、大量の火山ガス(有毒)が吹き出し、島民が批難せざるを得ないという事態に陥りました。