複素数平面
虚数である「i」を含んだ複素数を、平面座標を用いて考えるのが
複素数平面です。
この複素数平面、難しそうに思うかもしれませんが、考え方は平面座標のものと変わりありません。まずは、平面座標を例に説明をしていきましょう。
複素数を含まない2つの点、A(x1,y1)、B(x2,y2)があるとします。
このとき、2つの成分を足すと
(x1,y1)+(x2,y2)=(x1+x2,y1+y2)
となるのはご存知の通りです。
これは、図のように
横軸をx軸、縦軸をy軸として考えているからできることです。
複素数平面では、この軸のとり方が少し変わってきます。
例えば「1+i」という複素数を考えると、
虚数を含まない1をx軸の1、虚数を含むiをy軸の1として考えます。
グラフで描くと次の通りですね。
このとき、x軸のことを「
実軸」、y軸のことを「
虚軸」と言います。試しにa+biをグラフに描いてみましょう。