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「思ひ出でぬことなく、思ひ恋しきがうちに、この家にて生まれし女子の、もろともに帰らねば、いかがは悲しき」の現代語訳・品詞分解
著作名: 走るメロス
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「思ひ出でぬことなく、思ひ恋しきがうちに、この家にて生まれし女子の、もろともに帰らねば、いかがは悲しき」の現代語訳・口語訳・意味・品詞分解

原文

思ひ出でぬことなく、思ひ恋しきがうちに、この家にて生まれし女子の、もろともに帰らねば、いかが悲しき


現代語訳・口語訳・意味

思い出さないことはなく、(昔を)思って恋しいことの中でも、この家で生まれた女の子が(土佐で死んでしまったために、京都に)一緒に帰らないので、どんなに悲しいことか。


品詞分解

単語品詞
思ひ出でダ行下二段活用「おもひいづ」の未然形
打消の助動詞「ず」の連体形
こと名詞
なく、ク活用の形容詞「なし」の連用形
思ひ名詞
恋しきシク活用の形容詞「こひし」の連体形
格助詞
うち名詞
に、格助詞
代名詞
格助詞
名詞
にて格助詞
生まれラ行下二段活用「うまる」の連用形
過去の助動詞「き」の連体形
女子名詞
の、格助詞
もろともに副詞
帰らラ行四段活用「かへる」の未然形
打消の助動詞「ず」の已然形
ば、接続助詞
いかが副詞
係助詞
悲しき。シク活用の形容詞「かなし」の連体形




主な出典

土佐日記「帰京」
思ひ出でぬことなく、思ひ恋しきがうちに、この家にて生まれし女子の、もろともに帰らねば、いかがは悲しき。船人もみな、子たかりてののしる。かかるうちに、なほ悲しきに堪へずして、ひそかに心知れる人と言へりける歌。

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