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「ちと承らばや」の現代語訳・品詞分解 |
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著作名:
走るメロス
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「ちと承らばや」の現代語訳・口語訳・意味・品詞分解
原文
上人、なほゆかしがりて、おとなしく、物知りぬべき顔したる神官を呼びて、「この御社の獅子の立てられ様、定めて習ひある事に侍らん。ちと承らばや。」と言はれければ...
現代語訳・口語訳・意味
上人は、さらに(理由を)知りたいと思って、年配で中心的な立場の者で、きっと物を知っていそうな顔つきの神官をよんで、「この神社の獅子の立てられ方は、きっと由緒があることでございましょう。ちょっとお聞きしたいものです。」とおっしゃったところ...
品詞分解
| 単語 | 品詞 |
| ちと | 副詞 |
| 承ら | ラ行四段活用「うけたまはる」の未然形 |
| ばや。」 | 終助詞 |
主な出典
【徒然草「丹波に出雲といふ所あり」】
上人、なほゆかしがりて、おとなしく、物知りぬべき顔したる神官を呼びて、「この御社の獅子の立てられ様、定めて習ひある事に侍らん。ちと承らばや。」と言はれければ、「その事に候ふ。さがなき童どもの仕りける、奇怪に候う事なり。」とて、さし寄りて、据ゑ直して、往にければ、上人の感涙いたづらになりにけり。
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