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古文単語「しをる/萎る」の意味・解説【ラ行下二段活用】 |
著作名:
走るメロス
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しをる/萎る
このテキストでは、ラ行下二段活用の動詞「しをる/萎る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
ラ行下二段活用
未然形 | しをれ |
連用形 | しをれ |
終止形 | しをる |
連体形 | しをるる |
已然形 | しをるれ |
命令形 | しをれよ |
■意味1:自動詞
(植物が)しおれる、生気をなくす。
[出典]:百人一首 文屋康秀
「吹くからに秋の草木のしをるればむべ山風をあらしといふらむ」
[訳]:吹くとすぐに草木がしおれるので、なるほど、(それで)山(から吹きおろす)風のことを「荒らし」(すなわち嵐)というのだろう。
「吹くからに秋の草木のしをるればむべ山風をあらしといふらむ」
[訳]:吹くとすぐに草木がしおれるので、なるほど、(それで)山(から吹きおろす)風のことを「荒らし」(すなわち嵐)というのだろう。
■意味2:自動詞
悲しみでしょんぼりする、気落ちして元気をなくす。
[出典]:真木柱 源氏物語
「女君、あやしう悩ましげにのみもてないたまひて、すくよかなる折もなくしをれたまへるを...」
[訳]:女君(玉鬘)は、不思議なほど気分が悪そうにばかりお振る舞いになって、(気持ちが)しっかりしている時もなく(悲しみに)気落ちしていらっしゃるのですが...
「女君、あやしう悩ましげにのみもてないたまひて、すくよかなる折もなくしをれたまへるを...」
[訳]:女君(玉鬘)は、不思議なほど気分が悪そうにばかりお振る舞いになって、(気持ちが)しっかりしている時もなく(悲しみに)気落ちしていらっしゃるのですが...
■意味3:自動詞
ひどく濡れる。
■意味4:他動詞
しぼませる、しおれさせる。
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