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枕草子 原文全集「とり所なきもの」 |
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著作名:
古典愛好家
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とり所なきもの
とり所なきもの。
かたちにくさげに、心あしき人。
みそひめのぬりたる。
これ、いみじうよろづの人のにくむなるものとて、いまとどむべきにあらず。
また、あと火の火箸といふこと、などてか、世になきことならねど、この草子を人のみるべきものと思はざりしかば、あやしきことも、にくきことも、ただ思ふことをかかむと思ひしなり。
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