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古文単語「さしのく/差し退く/差し除く」の意味・解説【カ行四段活用/カ行下二段活用】
著作名: 走るメロス
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さしのく/差し退く/差し除く

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「さしのく」には
①カ行四段活用
②カ行下二段活用
の用法がある。

①カ行四段活用

未然形さしのか
連用形さしのき
終止形さしのく
連体形さしのく
已然形さしのけ
命令形さしのけ


意味1:自動詞

退く、離れる、引き下がる

[出典]:今昔物語
さしのきて、蕎みて居ぬ。」

[訳]:(女房は大臣から)離れて、横向きに座った。


意味2:自動詞

関係が薄くなる、疎遠になる

[出典]:宇治拾遺物語
「うちさしのきたる人にもおはしまさず。」

[訳]関係が薄くなった人でもいらっしゃらない。


②カ行下二段活用

未然形さしのけ
連用形さしのけ
終止形さしのく
連体形さしのくる
已然形さしのくれ
命令形さしのけよ


意味:他動詞

退かせる、立ち退かせる、取り除く

[出典]車争ひ 源氏物語
「よき女房車多くて、雑々の人なき隙を思ひ定めて、皆さし退けさする中に...」

[訳]:高貴な身分の女性の牛車が多いので、身分の低い者どものいない所(を見つけそこに停める)とよく考えて決め、皆(周りの車)を立ち退かせる中に...


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