更新日時:
|
|
古文単語「さしも/然しも」の意味・解説【副詞】 |
|
著作名:
走るメロス
11,357 views |
このテキストでは、古文単語「さしも/然しも」の意味、解説とその使用例を記している。
※副詞「さ」と副助詞「しも」が一語になったもの。
あれほどまで、あんなにも、そんなにも。
[出典]:安元の大火 方丈記
「人の営み、みな愚かなる中に、さしも危ふき京中の家を作るとて、財(たから)を費やし、心を悩ますことは、すぐれてあぢきなくぞはべる。」
[訳]:人間のすることはみな愚かであるが、(その中でも大火に見舞われた)あんなにも危険な都の中の家を建てるといって、財産を浪費し、心を苦しめることは、際立って甲斐のないことである。
「人の営み、みな愚かなる中に、さしも危ふき京中の家を作るとて、財(たから)を費やし、心を悩ますことは、すぐれてあぢきなくぞはべる。」
[訳]:人間のすることはみな愚かであるが、(その中でも大火に見舞われた)あんなにも危険な都の中の家を建てるといって、財産を浪費し、心を苦しめることは、際立って甲斐のないことである。
それほど、大して、あまり。
※下に打消や反語表現を伴って用いられる。
[出典]:正月一日は 枕草子
「例はさしもさるもの目近からぬ所に...」
[訳]:普段はそれほどそんなもの(若菜)は見慣れていない所(宮中)で...
「例はさしもさるもの目近からぬ所に...」
[訳]:普段はそれほどそんなもの(若菜)は見慣れていない所(宮中)で...
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
古文単語「まちとる/待ち取る」の意味・解説【ラ行四段活用】
>
古文単語「かいつく/掻い付く」の意味・解説【カ行四段活用】
>
古文単語「ちぎる/千切る/捩る」の意味・解説【ラ行四段活用/ラ行下二段活用】
>
古文単語「もとな」の意味・解説【副詞】
>
古文単語「おのづから/自ら」の意味・解説【副詞】
>
最近見たテキスト
古文単語「さしも/然しも」の意味・解説【副詞】
10分前以内
|
>
|
デイリーランキング