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古文単語「うとまし/疎まし」の意味・解説【形容詞シク活用】
著作名: 走るメロス
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うとまし/疎まし

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形容詞・シク活用

未然形うとましくうとましから
連用形うとましくうとましかり
終止形うとまし
連体形うとましきうとましかる
已然形うとましけれ
命令形うとましかれ


意味1

いとわしい、いやな感じだ、遠ざけたい

[出典]虫は 枕草子
「人々しう、敵などにすべき大きさにはあらねど、秋など、ただよろづの物にゐ、顔などに濡れ足してゐるなどよ。人の名につきたる、いとうとまし。 」

[訳]:人間並みに、相手などにするほどの大きさではないが、秋などに、直接にいろいろな物にとまり、顔などに濡れた足でとまっていることよ。人の名に(蝿と)ついているのは、とてもいやな感じだ


意味2

気味が悪い、不気味だ

[出典]:夕顔 源氏物語
「手をたたきたまへば、山彦の答ふる声いとうとまし。」

[訳]:手をお叩きになると、山彦が反響する音がたいそう不気味である


備考

1は人や世の中について、2は異様なものに用いられることが多い。

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