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古文単語「みはつ/見果つ」の意味・解説【タ行下二段活用】
著作名: 走るメロス
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「みはつ/見果つ」の意味・活用・使用例【タ行下二段活用】

このテキストでは、タ行下二段活用の動詞「みはつ/見果つ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

タ行下二段活用

未然形みはて
連用形みはて
終止形みはつ
連体形みはつる
已然形みはつれ
命令形みはてよ


意味1:他動詞

最後まで見る、見届ける

[出典]物語 更級日記
「『出でむままにこの物語見果てむ。』と思へど見えず。」

[訳]:「(寺から)出たらすぐにこの物語を最後まで見よう。」と思うものの見つからない。


意味2:他動詞

最後まで世話をする

[出典]:末摘花 源氏物語
「我はさりとも心長くみはてむと、おぼしなす御心を知らねば、かしこにはいみじうぞ嘆いたまひける。」

[訳]:自分(光源氏)はそれはそれとして気長に最後までお世話しようと、お思いになるお気持ちを(末摘花は)知らないので、あちらではたいそうお嘆きになるのであった。


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