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古文単語「やさし/恥し」の意味・解説【形容詞シク活用】
著作名: 走るメロス
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やさし/恥し

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「やさし」には
①恥し
優し
などの用法があるが、ここでは「①恥し」を扱う。

形容詞・シク活用

未然形やさしくやさしから
連用形やさしくやさしかり
終止形やさし
連体形やさしきやさしかる
已然形やさしけれ
命令形やさしかれ


意味1

(身も細くなるほど)
つらい、耐え難い

[出典]山上憶良
「世の中を憂しとやさしと思へども飛び立ちかねつ鳥にしあらねば」

[訳]:世の中をつらい、身も細くなるほど耐え難いと思うけれども、(どこかへ)飛んでいくことはできない。鳥ではないのだから。


意味2

恥ずかしい、肩身が狭い、気が引ける、きまりが悪い

[出典]:かぐや姫の昇天 竹取物語
「昨日今日帝ののたまはむことにつかむ、人聞きやさし。」

[訳]:昨日今日、帝がおっしゃることに従うのは、世間へのきまりが悪い


意味3

慎ましやかだ、慎み深い、遠慮がちだ、控えめだ

[出典]雲林院の菩提講 大鏡
「繁樹は百八十におよびてこそさぶらふらめど、やさしく申すなり。」

[訳]:繁樹は百八十歳になっておりましょうが、慎ましやかに(何歳か覚えていないと)申し上げるのです。


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