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古文単語「こころぼそし/心細し」の意味・解説【形容詞ク活用】 |
著作名:
走るメロス
12,253 views |
こころぼそし/心細し
このテキストでは、ク活用の形容詞「こころぼそし/心細し」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
形容詞・ク活用
未然形 | こころぼそく | こころぼそから |
連用形 | こころぼそく | こころぼそかり |
終止形 | こころぼそし | ◯ |
連体形 | こころぼそき | こころぼそかる |
已然形 | こころぼそけれ | ◯ |
命令形 | ◯ | こころぼそかれ |
■意味1
頼りなく不安である、心細い。
[出典]:漂泊の思ひ・旅立ち 奥の細道
「弥生も末の七日、あけぼのの空朧々として、月は有明にて光をさまれるものから、不二の峰かすかに見えて、上野・谷中の花の梢またいつかはと心細し。」
[訳]:三月も下旬の二十七日、夜明けの空はぼんやりとかすみ、月は有明けの月(夜が明けても空に残っている月)で光はなくなっているので、富士の峰がかすかに見えて(かすかにしか見えず)、上野や谷中の桜の梢を再びいつ見られるのかと(思うと)心細い。
「弥生も末の七日、あけぼのの空朧々として、月は有明にて光をさまれるものから、不二の峰かすかに見えて、上野・谷中の花の梢またいつかはと心細し。」
[訳]:三月も下旬の二十七日、夜明けの空はぼんやりとかすみ、月は有明けの月(夜が明けても空に残っている月)で光はなくなっているので、富士の峰がかすかに見えて(かすかにしか見えず)、上野や谷中の桜の梢を再びいつ見られるのかと(思うと)心細い。
■意味2
寂しい、物寂しい。
[出典]:折節の 徒然草
「すさまじきものにして見る人もなき月の、寒けく澄める二十日余りの空こそ、心細きものなれ。」
[訳]:殺風景なものとして見る人もない月が、寒く澄みわたっている二十日過ぎの空は、物寂しいものです。
「すさまじきものにして見る人もなき月の、寒けく澄める二十日余りの空こそ、心細きものなれ。」
[訳]:殺風景なものとして見る人もない月が、寒く澄みわたっている二十日過ぎの空は、物寂しいものです。
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