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古文単語「なのる/名告る/名乗る」の意味・解説【ラ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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なのる/名告る/名乗る

このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「なのる/名告る/名乗る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ラ行四段活用

未然形なのら
連用形なのり
終止形なのる
連体形なのる
已然形なのれ
命令形なのれ


意味1:自動詞

(自分の名前や身分を)
言う、告げる

[出典]木曾最期 平家物語
「今井四郎只一騎、五十騎ばかりが中へ駆け入り、鐙踏ん張り立ち上がり、大音声あげて名乗りけるは...」

[訳]:今井四郎はただ一騎で、五十騎ほどの(相手軍勢の)中に駆け入り、鎧を踏ん張って立ち上がり、大声をあげて名乗ったことには...


意味2:自動詞

(自分のことを)
〜と称する

[出典]:禿髪 平家物語
「法名は浄海とこそ名乗られけれ。」

[訳]:法名は浄海と称せられました。




意味3:自動詞

名付ける

意味4:自動詞

(生き物や虫が存在を示すように)
鳴く、羽音をたてる

[出典]にくきもの 枕草子
「ねぶたしと思ひて臥したるに、蚊の細声にわびしげに名のりて、顔のほどに飛びありく。」

[訳]:眠たいと思って横になっていると、蚊が細い声でやるせなさそうに羽音をたてて、顔のあたりを飛び廻っている(のはしゃくに障る)。


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