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古文単語「なのる/名告る/名乗る」の意味・解説【ラ行四段活用】 |
著作名:
走るメロス
13,424 views |
なのる/名告る/名乗る
このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「なのる/名告る/名乗る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
ラ行四段活用
未然形 | なのら |
連用形 | なのり |
終止形 | なのる |
連体形 | なのる |
已然形 | なのれ |
命令形 | なのれ |
■意味1:自動詞
(自分の名前や身分を)
言う、告げる。
[出典]:木曾最期 平家物語
「今井四郎只一騎、五十騎ばかりが中へ駆け入り、鐙踏ん張り立ち上がり、大音声あげて名乗りけるは...」
[訳]:今井四郎はただ一騎で、五十騎ほどの(相手軍勢の)中に駆け入り、鎧を踏ん張って立ち上がり、大声をあげて名乗ったことには...
「今井四郎只一騎、五十騎ばかりが中へ駆け入り、鐙踏ん張り立ち上がり、大音声あげて名乗りけるは...」
[訳]:今井四郎はただ一騎で、五十騎ほどの(相手軍勢の)中に駆け入り、鎧を踏ん張って立ち上がり、大声をあげて名乗ったことには...
■意味2:自動詞
(自分のことを)
〜と称する。
[出典]:禿髪 平家物語
「法名は浄海とこそ名乗られけれ。」
[訳]:法名は浄海と称せられました。
「法名は浄海とこそ名乗られけれ。」
[訳]:法名は浄海と称せられました。
■意味3:自動詞
名付ける。
■意味4:自動詞
(生き物や虫が存在を示すように)
鳴く、羽音をたてる。
[出典]:にくきもの 枕草子
「ねぶたしと思ひて臥したるに、蚊の細声にわびしげに名のりて、顔のほどに飛びありく。」
[訳]:眠たいと思って横になっていると、蚊が細い声でやるせなさそうに羽音をたてて、顔のあたりを飛び廻っている(のはしゃくに障る)。
「ねぶたしと思ひて臥したるに、蚊の細声にわびしげに名のりて、顔のほどに飛びありく。」
[訳]:眠たいと思って横になっていると、蚊が細い声でやるせなさそうに羽音をたてて、顔のあたりを飛び廻っている(のはしゃくに障る)。
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