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古文単語「ひとし/等し/均し/斉し」の意味・解説【形容詞シク活用】
著作名: 走るメロス
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ひとし/等し/均し/斉し

このテキストでは、シク活用の形容詞「ひとし/等し/均し/斉し」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

形容詞・シク活用

未然形ひとしくひとしから
連用形ひとしくひとしかり
終止形ひとし
連体形ひとしきひとしかる
已然形ひとしけれ
命令形ひとしかれ


意味1

(2以上の物の程度・性質・計上・数量等が)
同等である、揃っている、同じである

[出典]木の花は 枕草子
「桐の木の花、紫に咲きたるはなほをかしきに、葉の広ごりざまぞ、うたてこちたけれど、異木どもとひとしう言ふべきにもあらず。」

[訳]:桐の木の花が、紫色に咲いているのはやはり風情があるが、葉の広がる様子が、異様におおげさなのだが、他の木々と同じには言い表すべきではない。

※「ひとしう」は連用形「ひとしく」のウ音便。


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