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高校古文『春日野の若紫のすり衣しのぶの乱れ限り知られず』わかりやすい現代語訳と品詞分解 |
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著作名:
走るメロス
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「春日野の若紫のすり衣しのぶの乱れ限り知られず」現代語訳と解説
このテキストでは、新古今和歌集や伊勢物語などに収録されている歌「春日野の若紫のすり衣しのぶの乱れ限り知られず」の原文、現代語訳・口語訳と解説(掛詞・序詞など)、そして品詞分解を記しています。
新古今和歌集とは
新古今和歌集(しんこきんわかしゅう)は、鎌倉時代初期に編纂された勅撰和歌集(ちょくせんわかしゅう)です。勅撰和歌集とは、天皇や上皇の命令により編集された和歌集のことです。
伊勢物語とは
伊勢物語は平安時代初期に書かれた歌物語です。作者は未詳ですが、在原業平がモデルではないかと言われています。
原文
春日野の 若紫の すり衣 しのぶの乱れ 限り知られず
ひらがなでの読み方
かすがのの わかむらさきの すりごろも しのぶのみだれ かぎりしられず
現代語訳
春日野の若々しい紫草で染めた衣の、しのぶ摺りの模様が乱れているように、(私の心は、美しいあなた達姉妹への恋を)忍んで限りなく乱れております。
解説
伊勢物語には次のように記されています。
初冠(元服して初めて冠を着けること)をした男が、奈良へと狩りに出かけました。その里にはとても美しい姉妹が住んでおり、男は二人を垣間見してしまいました。当時は優れたものはすべて京都に集まるといった思想があり、旧都に、たいそう不釣り合いな様子で美しい姉妹がいたことに対して、男はすっかり心を乱してしまい詠んだ歌。
技法
■序詞
上の句(春日野の若紫のすり衣)が、「しのぶの乱れ」を導く序詞。
■掛詞
「しのぶ」は、「しのぶ摺り」と「(恋)忍ぶ」の掛詞。
品詞分解
※名詞は省略しています。
| 春日野 | ー |
| の | 格助詞 |
| 若紫 | ー |
| の | 格助詞 |
| すり衣 | ー |
| しのぶ | ー |
| の | 格助詞 |
| 乱れ | ー |
| かぎり | ー |
| しら | ラ行四段活用「しる」の未然形 |
| れ | 可能の助動詞「る」の未然形 |
| ず | 打消の助動詞「ず」の終止形 |
著者情報:走るメロスはこんな人
学生時代より古典の魅力に取り憑かれ、社会人になった今でも休日には古典を読み漁ける古典好き。特に1000年以上前の文化や風俗をうかがい知ることができる平安時代文学がお気に入り。作成したテキストの総ページビュー数は1,6億回を超える。好きなフレーズは「頃は二月(にうゎんがつ)」や「月日は百代の過客(くゎかく)にして」といった癖のあるやつ。早稲田大学卒業。
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