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古文単語「うたかた/泡沫」の意味・解説【名詞】
著作名: 走るメロス
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うたかた/泡沫

このテキストでは、古文単語「うたかた/泡沫」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

名詞

意味

(水の上に浮く)

※もろく消えやすいことから、古くからはかなさの例えとして用いられる。

[出典]ゆく河の流れ 方丈記
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。」

[訳]:流れ過ぎていく河の流れは途絶えることがなく、それでいて(そこを流れる水は)もとの水ではない。(河の流れの)よどみに浮かんでいる水の泡は、一方では(形が)消え(てなくなり)一方では(形が)できたりして、長い間(そのままの状態で)とどまっている例はない。


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