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古文単語「たはやすし/容易し」の意味・解説【形容詞ク活用】 |
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著作名:
走るメロス
21,440 views |
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たはやすし/容易し
このテキストでは、ク活用の形容詞「たはやすし/容易し」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
形容詞・ク活用
| 未然形 | たはやすく | たはやすから |
| 連用形 | たはやすく | たはやすかり |
| 終止形 | たはやすし | ◯ |
| 連体形 | たはやすき | たはやすかる |
| 已然形 | たはやすけれ | ◯ |
| 命令形 | ◯ | たはやすかれ |
■意味1
たやすい、容易である、簡単である。
[出典]:蓬莱の玉の枝 竹取物語
「かねてこと皆仰せたりければ、その時一の宝なりける鍛冶匠六人を召し取りて、たはやすく人寄りて来まじき家を造りて...」
[訳]:(皇子は)あらかじめ(やることを)すべて命じていらっしゃったので、その当時国宝級であった(それほど技術の高い)鍛冶職人6人をお呼び寄せになって、簡単には近寄ってこれないような家を作り...
「かねてこと皆仰せたりければ、その時一の宝なりける鍛冶匠六人を召し取りて、たはやすく人寄りて来まじき家を造りて...」
[訳]:(皇子は)あらかじめ(やることを)すべて命じていらっしゃったので、その当時国宝級であった(それほど技術の高い)鍛冶職人6人をお呼び寄せになって、簡単には近寄ってこれないような家を作り...
■意味2
軽々しい、軽率だ。
[出典]:賢木 源氏物語
「たはやすく御心にまかせて、参うでたまふべき御住み処にはたあらねば...」
[訳]:軽々しくお心のままに、参上なさるのにふさわしいお住まいでは勿論ないので...
「たはやすく御心にまかせて、参うでたまふべき御住み処にはたあらねば...」
[訳]:軽々しくお心のままに、参上なさるのにふさわしいお住まいでは勿論ないので...
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