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古文単語「さりがたし/避り難し」の意味・解説【形容詞ク活用】 |
著作名:
走るメロス
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さりがたし/避り難し
このテキストでは、ク活用の形容詞「さりがたし/避り難し」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
「さりがたし」には
①避り難し
②去り難し
などの用法があるが、ここでは「①避り難し」を扱う。
形容詞・ク活用
未然形 | さりがたく | さりがたから |
連用形 | さりがたく | さりがたかり |
終止形 | さりがたし | ◯ |
連体形 | さりがたき | さりがたかる |
已然形 | さりがたけれ | ◯ |
命令形 | ◯ | さりがたかれ |
■意味1
逃れにくい、逃げられない、避けることが難しい。
[出典]:明日は遠き国へ 徒然草
「人間の儀式、いづれのことか避り難からぬ。」
[訳]:人の世の中の儀式は、どれも避けることが難しいものばかりである。
「人間の儀式、いづれのことか避り難からぬ。」
[訳]:人の世の中の儀式は、どれも避けることが難しいものばかりである。
■意味2
断りにくい、断りきれない。
[出典]:草加 奥の細道
「さりがたき餞などしたるは、さすがにうち捨てがたくて、路次の煩ひとなれるこそわりなけれ。」
[訳]:断りきれない餞別などをしてくれたのは、そうはいってもやはりなかなか捨てるわけにもいかず、道中の悩みの種となっていることはどうしようもないことだ。
「さりがたき餞などしたるは、さすがにうち捨てがたくて、路次の煩ひとなれるこそわりなけれ。」
[訳]:断りきれない餞別などをしてくれたのは、そうはいってもやはりなかなか捨てるわけにもいかず、道中の悩みの種となっていることはどうしようもないことだ。
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