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古文単語「あたふ/能ふ」の意味・解説【ハ行四段活用】 |
著作名:
走るメロス
21,512 views |
あたふ/能ふ
このテキストでは、ハ行四段活用の動詞「あたふ/能ふ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
「あたふ」には
①能ふ
②与ふ
の用法があるが、ここでは「①能ふ」を扱う。
ハ行四段活用
未然形 | あたは |
連用形 | あたひ |
終止形 | あたふ |
連体形 | あたふ |
已然形 | あたへ |
命令形 | あたへ |
※下に打消の語を伴い「あたはず」や「あたはぬ」といった形で用いられることが多い。
■意味1:自動詞
できる。
■意味2:自動詞
適当である、ふさわしい。
[出典]:今昔物語
「これ汝が着る物にあたはず。」
[訳]:これはお前が着るものとしてふさわしくない。
「これ汝が着る物にあたはず。」
[訳]:これはお前が着るものとしてふさわしくない。
■意味3:自動詞
理にかなう、納得がいく。
[出典]:落窪物語
「北の方いとあたはず思ひて...」
[訳]:北の方はたいそう納得がいかないと思って...
「北の方いとあたはず思ひて...」
[訳]:北の方はたいそう納得がいかないと思って...
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