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古文単語「へあがる/経上がる/歴上がる」の意味・解説【ラ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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へあがる/経上がる/歴上がる

このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「へあがる/経上がる/歴上がる」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ラ行四段活用

未然形へあがら
連用形へあがり
終止形へあがる
連体形へあがる
已然形へあがれ
命令形へあがれ


意味1:自動詞

昇進する、成り上がる

[出典]:鱸 平家物語
「打ち続き、宰相、衛府の督、検非違使の別当、中納言、大納言に経上がって...」

[訳]:(平清盛は)引き続き、宰相、衛府の督、検非違使の別当、中納言、大納言と昇進して...

※「経上がっ」は、連用形「経上がり」の促音便。


意味2:自動詞

年を取って変化する

[出典]猫また 徒然草
「山ならねども、これらにも、猫の経上りて、猫またに成りて、人とる事はあなるものを。」

[訳]:山ではなくても、この辺りにも、猫が年を取って変化して、猫またになって人(の命)を奪うことがあるらしい。


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