|
|
|
|
|
更新日時:
|
|
![]() |
古文単語「かいつく/掻い付く」の意味・解説【カ行四段活用】 |
|
著作名:
走るメロス
19,016 views |
|
かいつく/掻い付く
このテキストでは、カ行四段活用の動詞「かいつく/掻い付く」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
※「かいつく」は「かきつく」のイ音便。
「かいつく」には
①カ行四段活用
②カ行下二段活用
の用法がある。
①カ行四段活用
| 未然形 | かいつか |
| 連用形 | かいつき |
| 終止形 | かいつく |
| 連体形 | かいつく |
| 已然形 | かいつけ |
| 命令形 | かいつけ |
■意味:自動詞
しがみつく、抱きつく。
[出典]:うつくしきもの 枕草子
「をかしげなるちごの、あからさまにいだきて遊ばしうつくしむほどに、かいつきて寝たる、いとらうたし。 」
[訳]:かわいらしい様子の子どもが、ほんのちょっと抱いて遊ばせかわいがっているうちに、しがみついて寝たのは、とてもかわいらしい。
「をかしげなるちごの、あからさまにいだきて遊ばしうつくしむほどに、かいつきて寝たる、いとらうたし。 」
[訳]:かわいらしい様子の子どもが、ほんのちょっと抱いて遊ばせかわいがっているうちに、しがみついて寝たのは、とてもかわいらしい。
②カ行下二段活用
| 未然形 | かいつけ |
| 連用形 | かいつけ |
| 終止形 | かいつく |
| 連体形 | かいつくる |
| 已然形 | かいつくれ |
| 命令形 | かいつけよ |
■意味:自動詞
付ける。
[出典]:常夏 源氏物語
「紅といふもの、いと赤らかにかいつけて、髪けづりつくろひたまへる...」
[訳]:口紅というものを、たいそう赤くつけて、髪をとかし化粧をなさる...
「紅といふもの、いと赤らかにかいつけて、髪けづりつくろひたまへる...」
[訳]:口紅というものを、たいそう赤くつけて、髪をとかし化粧をなさる...
このテキストを評価してください。
|
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
古文単語「つづる/綴る」の意味・解説【ラ行四段活用】
>
古文単語「おぼえうかぶ/覚え浮かぶ」の意味・解説【バ行四段活用】
>
古文単語「とりつく/取り付く」の意味・解説【カ行四段活用/カ行下二段活用】
>
古文単語「あひおもふ/相思ふ」の意味・解説【ハ行四段活用】
>
古文単語「きらめく/煌めく」の意味・解説【カ行四段活用】
>
























