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古文単語「きらめく/煌めく」の意味・解説【カ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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きらめく/煌めく

このテキストでは、カ行四段活用の動詞「きらめく/煌めく」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

カ行四段活用

未然形きらめか
連用形きらめき
終止形きらめく
連体形きらめく
已然形きらめけ
命令形きらめけ


意味1:自動詞

きらきらと輝く

[出典]花は盛りに 徒然草
「椎柴・白樫などのぬれたるやうなる葉の上にきらめきたるこそ...」

[訳]:椎柴や白樫などの濡れているような葉の上に(月の光が)きらきらと輝いているのは...


意味2:自動詞

華やかに飾りたてる、華やかに振る舞う、華やかに装う

[出典]:一門大路渡 平家物語
「公卿も殿上人も今日を晴れときらめいてこそありしか。」

[訳]:公卿も殿上人も今日を晴れがましい日と華やかに装っていました。

※「きらめい」は「「きらめきて」のイ音便。




意味3:自動詞

歓待する、盛んにもてなす

[出典]:四十にもあまりぬる 徒然草
「貧しき所に、酒宴好み、客人に饗応せんときらめきたる。」

[訳]:貧しい家で、酒宴を好み、客人の機嫌をとろうと盛んにもてなしている。


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