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古文単語「もてはやす/もて映やす/もて栄やす」の意味・解説【サ行四段活用】 |
著作名:
走るメロス
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もてはやす/もて映やす/もて栄やす
このテキストでは、サ行四段活用の動詞「もてはやす/もて映やす/もて栄やす」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
サ行四段活用
未然形 | もてはやさ |
連用形 | もてはやし |
終止形 | もてはやす |
連体形 | もてはやす |
已然形 | もてはやせ |
命令形 | もてはやせ |
■意味1:他動詞
さかんに褒める、褒め立てる、ちやほやする。
[出典]:幻 源氏物語
「わが宿は花もてはやす人もなし何にか春のたづね来つらむ」
[訳]:わたしの家には花をさかんに褒める人もいないのに、どうして春が訪ねて来ているのでしょう
「わが宿は花もてはやす人もなし何にか春のたづね来つらむ」
[訳]:わたしの家には花をさかんに褒める人もいないのに、どうして春が訪ねて来ているのでしょう
■意味2:他動詞
美しくみせる、引き立たせる。
[出典]:東屋 源氏物語
「川の気色も山の色も、もてはやしたる造りざまを見出して...」
[訳]:川の景色も山の色も、(美しさを)引き立たせてある造り方を眺めて...
「川の気色も山の色も、もてはやしたる造りざまを見出して...」
[訳]:川の景色も山の色も、(美しさを)引き立たせてある造り方を眺めて...
■意味3:他動詞
歓待する、丁寧にもてなす、大切に扱う。
[出典]:競べ弓・弓争ひ 大鏡
「饗応し、もてはやし聞こえさせ給ひつる興もさめて、こと苦うなりぬ。」
[訳]:(関白殿は、道長の)ご機嫌をお取りし、歓待し申し上げなさった興もさめて、気まずくなってしまいました。
「饗応し、もてはやし聞こえさせ給ひつる興もさめて、こと苦うなりぬ。」
[訳]:(関白殿は、道長の)ご機嫌をお取りし、歓待し申し上げなさった興もさめて、気まずくなってしまいました。
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