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古文単語「やや/良/稍/漸」の意味・解説【副詞】
著作名: 走るメロス
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やや/良/稍/漸

このテキストでは、古文単語「やや/良/稍/漸」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

「やや」には
①副詞
感動詞
などの用法があるが、ここでは「①副詞」を扱う。
副詞

意味1

少し、かなり、相当

[出典]小野の雪 伊勢物語
やや久しく候ひて、いにしへのことなど思ひ出で聞こえけり。」

[訳]かなり長時間(その場所に)お仕え申し上げて、昔のことなどを思い出し(てお話し)申し上げました。


意味2

しだいに、だんだん、少しづつ

[出典]折節の 徒然草
「鳥の声などもことのほかに春めきて、のどやかなる日影に、垣根の草萌えいづるころより、やや春ふかく霞わたりて...」

[訳]:鳥の鳴き声などとりわけ春めいて、穏やかな日差しによって、垣根の草が芽ぐむころから、しだいに春も深まり一面に霞がかかって...


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