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古文単語「うちあり/打ち有り」の意味・解説【ラ行変格活用】
著作名: 走るメロス
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うちあり/打ち有り

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接頭語「うち」とラ行変格活用「あり」が一語になったもの。
ラ行変格活用

未然形うちあら
連用形うちあり
終止形うちあり
連体形うちある
已然形うちあれ
命令形うちあれ


意味1:自動詞

さりげなくある、ちょっと置いてある、ある

[出典]家居のつきづきしく 徒然草
うちある調度もむかし覚えてやすらかなるこそ、心にくしと見ゆれ。」

[訳]さりげなく置いてある道具も古風な感じがして落ち着きがあるのは、奥ゆかしく思われます。


意味2:自動詞

ざらにある、ありふれている

[出典]:宇治拾遺物語
「やや、これはうちある矢にもあらざりけり。」

[訳]:おや、これはざらにある矢ではないぞ。


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