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古文単語「おる/下る/降る」の意味・解説【ラ行上二段活用】
著作名: 走るメロス
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「おる/下る/降る」の意味・活用・使用例【ラ行上二段活用】

このテキストでは、ラ行上二段活用の動詞「おる/下る/降る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ラ行上二段活用

未然形おり
連用形おり
終止形おる
連体形おるる
已然形おるれ
命令形おりよ


意味1:自動詞

(高いところや乗り物から)
おりる、下に移動する

[出典]高名の木登り 徒然草
「『過ちすな。心して降りよ。』」

[訳]:怪我をするな。気をつけておりなさい。


意味2:自動詞

(貴人の前から)
退出する、退く

[出典]宮に初めて参りたるころ 枕草子
「暁には、とく下りなむといそがるる。」

[訳]:夜明け前には、早く退出しようと気がせかれます。




意味3:自動詞

退位する

[出典]花山院の出家 大鏡
「帝おりさせ給ふと見ゆる天変ありつるが...」

[訳]:天皇がご退位なさると思われる天の異変がありますが...


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