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古文単語「ひとへに/偏に」の意味・解説【副詞】
著作名: 走るメロス
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ひとへに/偏に

このテキストでは、古文単語「[redひとへに/偏に」の意味、解説とその使用例を記している。

副詞

意味1

いちずに、ひたすらに

[出典]:初瀬 更級日記
「今はひとへに豊かなるいきほひになりて...」

[訳]:今はひたすら豊かな財をもつようになって...


意味2

まったく、まるで

[出典]祇園精舎 平家物語
「たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。」

[訳]:勢いが盛んな者も結局は滅びてしまった。まったく(さらされて散っていく)風の前の塵と同じである。


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