manapedia
更新日時:
枕草子 原文全集「無徳なるもの/修法は」
著作名: 古典愛好家
7,711 views
無徳なるもの

無徳なるもの。潮干の潟にをる大船。

おほきなる木の、風に吹きたおされて、根をささげよこたはれふせる。

えせものの、従者(ずさ)かうがへたる。

人の妻どの、すずろなるもの怨じなどしてかくれたらむを、かならずたづねさわがむものぞと思ひたるに、さしもあらず、ねたげにもてなしたるに、さてはえ旅だちゐたらねば、心と出できたる。


修法は

修法(ずほう)は。

奈良方。

仏の御しんどもなど、よみたてまつりたる、なまめかしうたふとし。
             
             
             
               

このテキストを評価してください。
役に立った
う~ん・・・
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。