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古文単語「おはします/御座します」の意味・解説【サ行四段活用】 |
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著作名:
走るメロス
154,222 views |
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「おはします/御座します」の意味・活用・使用例【サ行四段活用】
このテキストでは、サ行四段活用の動詞「おはします/御座します」の意味、活用、解説とその使用例を記しています。
サ行変格活用
| 未然形 | おはしまさ |
| 連用形 | おはしまし |
| 終止形 | おはします |
| 連体形 | おはします |
| 已然形 | おはしませ |
| 命令形 | おはしませ |
■意味1:動詞
(あり/居りの尊敬語で)
いらっしゃる、おありになる。
■意味2:動詞
(行く/来るの尊敬語で)
お出かけになる、いらっしゃる、おいでになる。
■意味3:補助動詞
〜でいらっしゃる。
※この用法の場合、活用語の連用形、断定の助動詞「なり」の連用形「に」、またそれらに助詞「て」が付いた形に付いて尊敬を表す。
[出典]:竹取物語
「ここにおはするかぐや姫は、重き病をし給へば、え出でおはしますまじ。」
[訳]:ここにいらっしゃるかぐや姫は、重い病気を抱えていらっしゃるので、外に出ていらっしゃることはできないでしょう。
「ここにおはするかぐや姫は、重き病をし給へば、え出でおはしますまじ。」
[訳]:ここにいらっしゃるかぐや姫は、重い病気を抱えていらっしゃるので、外に出ていらっしゃることはできないでしょう。
■意味4:補助動詞
お〜になる、お〜なさる。
※この用法の場合、「せおはします」、「させおはします」の形で用いられる。「せ/させ」はそれぞれ尊敬の助動詞「す/さす」の連用形であり、二重敬語となる。
■「おはす」と「おはします」の違い
「おはします」は「おはす」よりも敬意が高く、「せおはします/させおはします」のように二重敬語を表す補助動詞の用法は、「おはす」にはない。また、「おはす」がサ行変格活用であるのに対し、「おはします」はサ行四段活用。
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