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大鏡『肝試し・道長の豪胆(「子四つ」と奏して〜)』の品詞分解(敬語・文法など)
著作名: 走るメロス
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『肝試し(道長の豪胆)』

このテキストでは、大鏡の一節『肝試し・道長の豪胆』の「子四つと奏して〜」から始まる部分の品詞分解を記しています。



※前回のテキスト:『肝試し・道長の豪胆(さるべき人は、とうより〜)』の品詞分解

※現代語訳:『「子四つ」と奏して〜』の現代語訳と解説

※大鏡は平安時代後期に成立したとされる歴史物語です。藤原道長の栄華を中心に、宮廷の歴史が描かれています。

品詞分解

※名詞は省略しています。



「子四つ。」と奏して、かく仰せられ議するほどに、丑にもなりにけむ。「道隆は右衛門の陣より出でよ。道長は承明門より出でよ。」と、それをさへ分かたせ給へば、しかおはしましあへるに、

「子四つ。」
格助詞
奏しサ行変格活用・連用形
て、接続助詞
かく副詞
仰せサ行下二段活用・未然形
られ尊敬の助動詞・連用形
議するサ行変格活用・連体形
ほど
に、格助詞
格助詞
係助詞
なりラ行四段活用・連用形
完了の助動詞・連用形
けむ。過去推量の助動詞・終止形
「道隆
係助詞
右衛門
格助詞
より格助詞
出でよ。ダ行下二段活用・命令形
道長
係助詞
承明門
より格助詞
出でよ。」ダ行下二段活用・命令形
と、格助詞
それ代名詞
格助詞
さへ副助詞
分かたタ行四段活用・未然形
尊敬の助動詞・連用形
給へ補助動詞・ハ行四段活用・已然形・尊敬語
ば、接続助詞
しか副詞
おはしましあへハ行四段活用・已然形
完了の助動詞・連体形
に、接続助詞



中関白殿、陣まで念じておはしましたるに、宴の松原のほどに、そのものともなき声どもの聞こゆるに、術なくて帰り給ふ。

中関白殿、
まで副助詞
念じサ行変格活用・連用形
接続助詞
おはしましサ行四段活用・連用形
たる完了の助動詞・連体形
に、接続助詞
宴の松原
格助詞
ほど
に、格助詞
代名詞
格助詞
もの
格助詞
係助詞
なき形容詞・ク活用・連体形
声ども
格助詞
聞こゆるヤ行下二段活用・連体形
に、接続助詞
術なく形容詞・ク活用・連用形
接続助詞
帰りラ行四段活用・連用形
給ふ。補助動詞・ハ行四段活用・終止形・尊敬語



粟田殿は、露台の外まで、わななくわななくおはしたるに、仁寿殿の東面の砌のほどに、軒とひとしき人のあるやうに見え給ひければ、

粟田殿
は、係助詞
露台
格助詞
まで、副助詞
わななくわななく副詞
おはしサ行変格活用・連用形
たる完了の助動詞・連体形
に、接続助詞
仁寿殿
格助詞
東面
格助詞
格助詞
ほど
に、格助詞
格助詞
ひとしき形容詞・シク活用・連体形
格助詞
あるラ行変格活用・連体形
やうに比況の助動詞・連用形
見えヤ行下二段活用・連用形
給ひ補助動詞・ハ行四段活用・連用形・尊敬語
けれ過去の助動詞・已然形
ば、接続助詞



ものもおぼえで、「身の候はばこそ、仰せ言も承らめ。」とて、おのおの立ち帰り参り給へれば、御扇をたたきて笑はせ給ふに、

もの
係助詞
おぼえヤ行下二段活用・未然形
で、接続助詞
「身
格助詞
候はハ行四段活用・未然形
接続助詞
こそ、係助詞
仰せ言
係助詞
承らラ行四段活用・未然形
め。」推量の助動詞・已然形
格助詞
て、接続助詞
おのおの副詞
立ち帰りラ行四段活用・連用形
参りラ行四段活用・連用形
給へ補助動詞・ハ行四段活用・已然形・尊敬語
完了の助動詞・已然形
ば、接続助詞
御扇
格助詞
たたきカ行四段活用・連用形
接続助詞
笑はハ行四段活用・未然形
尊敬の助動詞・連用形
給ふ補助動詞・ハ行四段活用・連体形・尊敬語
に、接続助詞



入道殿は、いと久しく見えさせ給はぬを、いかがと思し召すほどにぞ、いとさりげなく、ことにもあらずげにて、参らせ給へる。

入道殿
は、係助詞
いと副詞
久しく形容詞・シク活用・連用形
見えヤ行下二段活用・未然形
させ尊敬の助動詞・連用形
給は補助動詞・ハ行四段活用・未然形・尊敬語
打消の助動詞・連体形
を、接続助詞
いかが副詞
格助詞
思し召すサ行四段活用・連体形
ほど
格助詞
ぞ、係助詞
いと副詞
さりげなく、形容詞・ク活用・連用形
こと
断定の助動詞・連用形
係助詞
あらラ行変格活用・未然形
打消の助動詞・連用形
接尾語
断定の助動詞・連用形
て、接続助詞
参らラ行四段活用・未然形
尊敬の助動詞・連用形
給へ補助動詞・ハ行四段活用・已然形・尊敬語
る。完了の助動詞・連体形


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