更新日時:
|
|
蜻蛉日記原文全集「この御方、東宮の御親のごとして候ひ給へば」 |
|
著作名:
古典愛好家
5,932 views |
この御方、東宮の御親のごとして候ひ給へば、まゐり給ひぬべし。
「かうてや」
など、たびたび
「しばしば」
との給へば、宵のほどにまゐりたり。時しもこそあれ、あなたに人の声すれば、
「そそ」
などの給ふに、聞きも入れねば、
「よひまどひし給ふやうにきこゆるを、論なうむづかられ給は、はや」
との給へば、
「乳母(めのと)なくとも」
とて、しぶしぶなるに、者あゆみ来てきこえたてば、のどかならで帰りぬ。
又の日の暮れにまゐり給ひぬ。
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
蜻蛉日記原文全集「三月にもなりぬ」
>
蜻蛉日記原文全集「五月に帝の御服ぬぎにまかでたまふに」
>
平家物語原文全集「西光被斬 6」
>
更級日記 原文全集「二三年、四五年へだてたることを」
>
蜻蛉日記原文全集「つくづくと思ひつづくることは」
>
枕草子 原文全集「ある女房の/びんなき所にて/まとこにや、やがては下る」
>
更級日記 原文全集「梅の立ち枝」
>
最近見たテキスト
蜻蛉日記原文全集「この御方、東宮の御親のごとして候ひ給へば」
10分前以内
|
>
|
デイリーランキング